コラム 大型犬
大型犬と在宅避難:水とフードは何kgになるか
抱えて運べない子ほど、家にとどまる備えが要ります。
抱えて運べない、という前提から始める
猫や小型犬なら、キャリーに入れて抱えて避難できます。大型犬はそうはいきません。歩いて一緒に移動することはできても、足元にガラス片が散らばった道を長く歩くのは、犬にとっても危険です。避難所に着いても、大きな体のぶん置き場所の確保が難しくなります。
だから、家にとどまる備えを厚くする
建物が無事なら家にとどまる ── 大型犬と暮らす家では、これが最初に検討する選択肢になります。そのとき必要になるのが、家で1週間を過ごせる量の水とフードです。そして大型犬の場合、その量は思ったより重くなります。
7日分の水は、約10.5L
犬猫の飲み水は、体重1kgあたり1日50mL前後が目安とされています。当サイトは25kg〜の犬を30kgとして計算するので、1頭の7日分は約10.5Lです。水は1Lで1kgなので、約10.5kg。中型犬(17kgで計算)なら約6L、猫(3.5kgで計算)なら約1.3Lなので、同じ7日でも大きく違います。飲水量には個体差があり、季節や食事でも変わるので、買い置きの目安として使ってください。
ご家族の水と合わせると
人の飲料水は1人1日3L(農林水産省)なので、大人2人で7日分は42Lです。うちの子の約10.5Lを足すと、飲み水だけで約53kgになります。集合住宅の上の階では、断水したあとに給水所からこれを運ぶことになります。先に家に置いておくほうが、ずっと楽です。
フードは、ふだんの量から
1日のフードが200g以上の子を250gとして計算すると、7日分で1,750gです。フードの量には公的な基準がないので、下の計算ではふだん与えている量を選んでください。いつものフードを1袋多く持っておけば、それがそのまま備蓄になります。
うちの場合を計算する
変えるとすぐ計算し直します7日分に必要な量
体重30kg × 50mL × 1頭 × 7日 = 約10.5L
公的な基準が存在しない項目です。犬猫の1日の飲水量は体重1kgあたり50mL前後が一般的な目安とされています。備蓄量を見積もるための概算として使っています。
1日250g × 1頭 × 7日 = 1,750g
ご入力の「ふだんの量」から計算しています。
1人1日3L × 2人 × 7日 = 42L
出典:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド/大事な水、どうやって備えますか?」
ここで出るのは必要な量です。 いま家にあるものを差し引いた不足だけを知りたい場合は、診断をご利用ください。11問・登録不要です。
うちの子の不足を出す置き場所を、先に決める
水とフードを合わせると、大型犬と暮らす家の1週間分はかなりの量になります。買ってから置き場所を探すと続きません。玄関の収納、押し入れの下段など、先に場所を決めてから揃えると、減ったら買い足す流れが回り始めます。