犬と暮らす方へ
犬と暮らす家の備え
犬でいちばん困るのは、外に出られない日が続くことです。
犬の防災は、猫とは困りごとの形が違います。犬は連れて歩ける一方で、日常が「外」と結びついているぶん、道路が使えなくなった日の影響を強く受けます。とくに散歩でしか排泄しない子は、備蓄では解決できない問題を抱えることになります。
犬だから、ここが違います
外でしか排泄しない子が、いちばん困る
道路の寸断、ガラス片、余震で散歩に出られない日が続くと、我慢して体調を崩します。これは商品で解決できません。ふだんから室内のシーツでもできるように慣らしておくことが、どんな備蓄より効きます。備えの中で唯一「今日から始められて、お金がかからない」項目です。
大きい子は、抱えて運べない
10kgを超えると、階段を降りて避難所まで歩くのは現実的ではありません。25kg以上なら、大人2人でも厳しい場面が出ます。大型犬と暮らす家庭は、避難ではなく在宅避難、あるいは車での移動を前提に備えるほうが確実です。
吠えることが、避難所での負担になる
避難所でペットの受け入れを断られる背景には、鳴き声や臭いへの配慮があります。犬を飼っている側からすると理不尽に感じますが、現実として起きています。連れて行けない可能性を前提に置いておくと、備えの優先順位が変わります。
フードの量が多く、備蓄がかさむ
中型犬なら1日150〜200g前後、大型犬ではさらに増えます。1週間分となると数kgになるので、「いつものフードを1袋多く」という形で回すのが現実的です。減った分だけ買い足せば、期限切れで捨てることもありません。
うちの場合、どれくらい要るのか
犬の初期値を入れてあります。頭数と大きさを変えると、必要量が変わります。
うちの場合を計算する
7日分に必要な量
1日150g × 1頭 × 7日 = 1,050g
ご入力の「ふだんの量」から計算しています。
体重7.5kg × 50mL × 1頭 × 7日 = 約2.7L
公的な基準が存在しない項目です。犬猫の1日の飲水量は体重1kgあたり50mL前後が一般的な目安とされています。備蓄量を見積もるための概算として使っています。
1人1日3L × 2人 × 7日 = 42L
出典:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド/大事な水、どうやって備えますか?」
ここで出るのは必要な量です。 いま家にあるものを差し引いた不足だけを知りたい場合は、診断をご利用ください。11問・登録不要です。
うちの子の不足を出す犬の場合、この順で備えます
トイレを先に置いています。外でしか排泄しない子にとって、ここが最初に来る問題だからです。