猫と暮らす方へ
猫と暮らす家の備え
猫は、災害のときに「隠れる」動物です。そこから逆算して備えます。
猫の防災でいちばん多い失敗は、「いざというとき、猫が見つからない」ことです。地震の揺れや大きな音に驚いた猫は、家具の裏や狭いすき間に入り込み、呼んでも出てきません。そのあいだに避難のタイミングを逃す ── これは道具では解決できない部分があるので、先に知っておく価値があります。
猫だから、ここが違います
キャリーに入らない子が多い
動物病院に行くときだけキャリーを出す家では、猫はキャリーを「嫌なことの前触れ」として覚えます。ふだんから部屋に出しっぱなしにして、寝床のひとつにしておくと、いざというときの成功率が変わります。買い足すより先に、これが効きます。
多頭飼いは、頭数ぶん運べるとは限らない
キャリーを頭数ぶん揃えても、運ぶ人がいなければ意味がありません。大人1人が持てるのは両手で2つまで、階段で降りるなら現実には1つです。2匹以上いる家庭は、はじめから在宅避難を前提に備えるほうが確実です。
猫砂は重く、かさばる
猫砂は水や食料と違って「代わりがきかない」うえに、置き場所を取ります。1週間分をまとめて置ける場所を先に決めておかないと、買っても続きません。トイレを我慢した猫は膀胱炎などを起こしやすいと言われており、ここは削れない項目です。
完全室内飼いは、外に出せない
家が使えなくなったとき、犬なら車や屋外で一時的にしのげる場面がありますが、完全室内飼いの猫は脱走の危険が高く、選択肢が狭くなります。だからこそ「家にとどまれる備え」の優先度が、犬より高くなります。
うちの場合、どれくらい要るのか
猫の初期値を入れてあります。頭数と大きさを変えると、必要量が変わります。
うちの場合を計算する
7日分に必要な量
1日40g × 1頭 × 7日 = 280g
ご入力の「ふだんの量」から計算しています。
体重3.5kg × 50mL × 1頭 × 7日 = 約1.3L
公的な基準が存在しない項目です。犬猫の1日の飲水量は体重1kgあたり50mL前後が一般的な目安とされています。備蓄量を見積もるための概算として使っています。
1人1日3L × 2人 × 7日 = 42L
出典:農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド/大事な水、どうやって備えますか?」
ここで出るのは必要な量です。 いま家にあるものを差し引いた不足だけを知りたい場合は、診断をご利用ください。11問・登録不要です。
うちの子の不足を出す猫の場合、この順で備えます
キャリーと猫砂を先に置いています。連れて出られるかが最初の分かれ道で、砂は代わりがきかないためです。