コラム 小鳥
停電で、小鳥の保温が止まったら
保温電球40Wなら、512Whの電源で約10時間。ひと晩を越せるかが分かれ目です。
鳥も、環境省のガイドラインの「ペット」です
環境省の「人とペットの災害対策ガイドライン」は、ペットを「犬や猫等の小型の哺乳類と鳥類等」と定義しています。フードと水を「少なくとも5日分(できれば7日分以上)」という目安も、犬猫だけのものではありません。いつも食べているエサを多めに持っておくのは、鳥でも同じです。
冬の停電で止まるのは、保温器具
小鳥の保温によく使われる電球型のヒーターや保温ボードは、どれもコンセントの電気で動きます。停電すると、ケージの中を温める手段がなくなります。夜に停電すると、朝まで何時間も温められない状態が続きます。
保温器具は20〜60W
マルカンの保温電球(カバー付)は20W・40W・60Wの3種類、外付け保温ボードは20Wです(いずれも同社の製品情報)。人の暖房器具と比べるとずっと小さい消費電力なので、ポータブル電源でも動かせる範囲に入ります。
512Whの電源で、40Wなら約10時間
動かせる時間は「容量(Wh)×0.8÷消費電力(W)」で出せます(Jackery Japanの計算式)。512Whの電源なら、保温電球40Wで約10時間、60Wで約6.8時間、保温ボード20Wで約20時間です。40Wの電球をひと晩12時間つけ続けるなら、40×12÷0.8で約600Whが要ります。
サーモスタットをつないでいる場合
サーモスタットは、周りの温度を見てヒーターを入れたり切ったりする器具です(マルカン「ミニマルサーモ」の説明より)。つないでいると、ヒーターがずっと動いているわけではないので、実際は上の時間より長く使えます。ただ、どれだけ延びるかは室温しだいなので、上の時間は最大の消費電力で計算しています。
保温器具を、電源で何時間動かせるか
変えるとすぐ計算し直します512Whの電源で(合計 40W)
10時間
12時間もたせるのに要る容量
600Wh
512Wh × 0.8 ÷ 40W = 約10時間。 容量に0.8を掛けるのは、変換のロスで表示の容量をすべては使えないためです(Jackery Japanの計算式)。
ヒーター類は温度を見て入ったり切れたりするので、実際はこれより長く動きます。 どれだけ延びるかは室温しだいのため、ここでは最大の消費電力(定格)で計算しています。
- 保温電球 40W:マルカン「保温電球カバー付 40W(HD-40C)」40W(製品情報)
何度を下回ると危ないかは、先に聞いておく
どのくらいの温度が必要かは、鳥の種類や年齢、体調で変わります。鳥を診られる動物病院で、停電したときに何度までなら様子を見てよいかを、先に聞いておいてください。その答えと停電の時間が分かれば、要る電源の容量は上の計算で出せます。