コラム 優先順位
ペットの避難用品は、何から揃えるか
環境省は、ペットの備えに優先順位をつけています。
「防災グッズ一式」から始めなくていい
ペットの防災用品を調べると、たくさんの品目が並んだリストに出会います。全部を一度に揃えようとすると、何から手をつければいいのか分からなくなります。環境省の飼い主向けガイドラインは、ここに優先順位をつけています。最初に揃えるのは「動物の健康や命に係わるもの」です。
優先順位1に並んでいるもの
環境省のパンフレットで優先順位1に並んでいるのは、療法食・薬、ペットフード・水、キャリーバッグやケージ、予備の首輪・リード、ペットシーツ、排泄物の処理用具、トイレ用品、食器です。ぜんぶで8つ。どれも、ふだんの暮らしですでに使っているものです。新しく買うというより、ふだん使っているものを少し多めに持っておく、と考えるほうが近いです。
いちばん先にあるのは、療法食と薬
リストの先頭は療法食と薬です。フードや水は支援物資が届くことがありますが、その子のための薬や療法食は、ほかのもので代わりがききません。災害のあとは動物病院も被災していたり、道路が使えず行けなかったりします。どれくらい多めに持っておけるかは、かかりつけの動物病院に相談してください。当サイトでは健康に関わる判断は扱っていません。
フードと水は、少なくとも何日分か
同じガイドラインは、ペットフードと水を「少なくとも5日分(できれば7日分以上)」としています。フードは、非常食を買うより、いつものフードを1袋多く持っておくほうが確実です。食べ慣れないものは、非常時こそ食べてくれないことがあるからです。
キャリーは、頭数ぶんと運ぶ人数をセットで
キャリーバッグやケージも優先順位1に入っています。原典には、猫や小動物にとって避難時に欠かせない、という注記があります。ただし頭数ぶんのキャリーがあっても、運ぶ大人が足りなければ連れ出せません。何頭を何人で運ぶのかも、あわせて確かめておいてください。
残りは、在宅避難でもそのまま使うもの
予備の首輪・リード、ペットシーツ、排泄物の処理用具、トイレ用品、食器は、避難所に行かず家にとどまる場合にもそのまま必要です。とくにトイレまわりは、断水しても使えるかどうかで困り方が変わります。下の計算で、うちの子の1週間分のフード・水・トイレの量が出ます。
うちの場合を計算する
変えるとすぐ計算し直します7日分に必要な量
1日40g × 1頭 × 7日 = 280g
ご入力の「ふだんの量」から計算しています。
体重3.5kg × 50mL × 1頭 × 7日 = 約1.3L
公的な基準が存在しない項目です。犬猫の1日の飲水量は体重1kgあたり50mL前後が一般的な目安とされています。備蓄量を見積もるための概算として使っています。
1頭1日0.4L × 1頭 × 7日 = 2.9L
公的な基準が存在しない項目です。1頭あたり1日0.4Lとして概算しています(週1回の全量交換で2〜3Lを使う想定)。
ここで出るのは必要な量です。 いま家にあるものを差し引いた不足だけを知りたい場合は、診断をご利用ください。11問・登録不要です。
うちの子の不足を出す